離乳食の量や進め方がわからない!離乳食で進めた1人目、全くしない2人目の話☺︎

「離乳食」の進め方って、いつから・何を・どのくらいの量で・どんなふうに進めていけばいいのだろうと、最初はわからないことだらけ。しかも調べるといろんなことを言っている人がいるんですよね。(笑)

私が務めていた病院でも離乳食については「細かい進め方」を推奨している所、離乳食はしなくてもいいという所…全く違う方法だったりしていました。それを踏まえて助産師の私が1人目は「THE☆離乳食」を、2人目は「離乳食をしない」という進め方をしてみたことを書いてみようと思います。

一般的な「離乳食」!いつから?量は?進め方がわからない…

日本でいわれる「離乳食」は、生後5〜6ヶ月頃から赤ちゃんの様子を見ながら始めるとされています。

赤ちゃんの様子で離乳食をスタートする目安は?

ご飯の間は赤ちゃん用の椅子に座っていられるくらいになり、食事に対する興味が出てきて、哺乳反射がなくなってきて口や舌が食べるための準備が整うことが必要です。

①軽く支えてあげるだけで1人で座ることができる

②食べ物や大人が食べるのをみて、口をあける、よだれが出てくる、欲しがったり興味を示すなどのサインが出てくる

③スプーンなどを口に入れても舌で押し出したり嫌がらない

その子によってペースが違うため、生後5〜6ヶ月を過ぎてこの3つを全てクリアしてきたら離乳食の始めどきとなります。

焦らず「その子供の様子に合わせて行う」ことが大切なポイントになります。

注意すること

離乳食をするときは、食べ物アレルギーに気をつける必要があります。

初めてあげる食べ物は、1日1品目1口

それでアレルギー症状が出なければ、日を変えて様子を見ながら徐々に量を増やします。

また同じ理由で、初めての食べ物をあげるのは「赤ちゃんの体調・機嫌のいい時」

体調が良くないとアレルギーの症状が強く出ることがあるためです。

離乳食をする日時間帯は休診日や診療受付時間を確認受診できる病院がやっている時」にして、万が一アレルギー反応が出たときにすぐに病院にいけるようにします。

アレルギーを出にくくするため、そして食中毒予防のため、あげる食材には必ずしっかり火を通るように加熱してからあげます。

食材は「素材の味」を大切にはじめは味付けせずにあげていきます。

徐々に味付けをするようになっても、薄味にして出汁などで極力塩分を少なくするよう注意します。

離乳食の本やネットでいちいち探して見るのは面倒なので、あげてはいけない時期や食材、ふとそういえばこの食材っていつ頃からあげたらいいんだっけ?という時などの注意事項の確認や、毎日何をあげたかの食材を記録するために、私はアプリを見ていました。

ちなみに使っていたのは「手作り離乳食 by ninaru」というアプリです。

調べた物によって少しずつ内容が違っていたりもするので、どれを採用するかはその人ごとの采配だったりもしますが、してはいけないことさえ気をつけたら神経質になり過ぎないくらいがいいのかなと思います。

食べ物アレルギーに関しては、「親がアレルギーがある場合」には念のため慎重に進めた方がいいと言われています。

そうでなければ個人的には、注意食材以外は神経質に「なりすぎ」ないように〜とは思っていましたが、やはりアレルギーが起こる可能性は誰にでもあることを考えると、初めての食材や注意食材をあげるときは特にドキドキしていました。

ただ、いつまでもあげず「何のアレルギーがあるかわからない」方が怖いですし、あげずにいて時期を遅くしたところでどうしたってアレルギーがあって出るときは出る・・・。

「アレルギー反応に注意&備えながら進めていって確認をする」ことは大事だと思います。

離乳食を食べさせる時期アレルギーに関しては対極していている様々な見解が出ているのですが、今のところは相関はないとされている方が有力かと思います。

アレルギー反応「食べた後30分」に出ることが最も多く「2時間くらい」まで注意が必要で、稀に「6時間後〜」、「1・2日後」に遅れて症状が出ることもあるため様子をみていくことが必要です。

程度により異なりますが、出る症状としては口の周りが赤くなったり、じんましんやかゆみなどの皮膚症状で出ることが最も多く、嘔吐や下痢、咳、まぶたや口が腫れるなどの症状が出ることもあり、ひどい場合はアナフィラキシーショック(呼吸困難や血圧低下、意識障害)など重篤な症状が出ることがあります。

アレルギーの症状が疑わしい時や、赤ちゃんがいつもの様子と違って元気がないなど変だと思うときにははすぐに病院を受診しましょう!

もしもアレルギーがある場合でも、消化機能が発達して成長していくとともに症状が軽快することもあります。

自己判断はせず、病院の医師に相談しながら対処して経過観察していくことが大事です。

大まかな時期の目安と離乳食の形状は?

時期は4段階で言われていて、口の中の発達に合わせてペースト状から段階を踏んで徐々に固さをアップさせていきます。

生後5〜6ヶ月頃が、初期(ごっくん期)と呼ばれています。

舌の動きは前後で、前後に動かして飲み込む練習をする時期で、あげるのは裏ごししたりすりつぶしたりしてなめらかなペーストの状態ドロドロのポタージュ〜ヨーグルト状にしたものでトロミを上手に使います。

1日1回でスタート(1ヶ月くらいして順調に食べてくれるようになったら1日2回に進めてもOK)です。

1週目は10倍粥だけ、2週目になったら+野菜、3〜4週目に入ったらさらに+豆腐や肉、魚などのタンパク質もという感じで段階を踏んで食べられる食材の種類を増やします。

生後7〜8ヶ月中期(モグモグ期)と呼ばれている時期です。

飲み込むから、舌を上下に動かして食べ物を口の中でつぶす練習をする時期。

指で簡単にホロホロっと崩れるようにつぶれるくらい=舌でつぶれる豆腐くらいの固さのものを食べさせます。

食事のリズムを作りながら1日2食にしていきます。

生後9〜11ヶ月後期(カミカミ期)と呼ばれている時期です。

舌でつぶすから、歯茎で噛む練習へ、自分で食べる意欲が出てきて手づかみ食べをする時期。

指で挟んで少し力を入れたらつぶれるくらい、歯茎でつぶせるバナナくらいの固さで食べさせます。

リズムをつけて、1日3食にします。

生後12〜18ヶ月完了期(パクパク期)と呼ばれている時期です。

舌を自由に動かせるようになって、手づかみ食べやスプーンやフォークなどを使って自分で食べるを獲得していく時期です。

歯茎でつぶせて噛めるくらいの固さにして、徐々に大人の食事に近いものが食べられるようになります。

1日3食+おやつで1日の栄養やエネルギーを補います。

日本の「離乳食」手作りの呪縛・・・

前項で文章にしているだけでもゲソっとしてしまうくらい(笑)、日本で「離乳食」というと「手作り」「手間暇がかかって大変」というイメージをすることが大半な気がします。

実際私もそうでしたが、助産師として働いていても最初の数年はその大変な離乳食が「普通」「そういうものなんだ」と思って何も疑っていなかったです。

なぜなら離乳食の指導でも、一般的なその「大変な手間のかかる作り方の離乳食」の方法を指導しているところが大半だから・・・。

数年を経て数としてはかなり少数派ですが、その「一般的な概念」は根っこからひっくり返すような大胆な方法や、離乳食として作らなくても大人の食事として作ったものの中から子供用に取り分けて薄味・食べれる形状にして食べさせればいいというマイルドな方法でいいことを知ります。

そして本を読んだり、ネットで調べたりとして「海外の離乳食事情」、国・文化が変わると離乳食も変わるということも・・・。

日本のように手作りではなく主流が「買うベビーフード」の国や、「BLW(Baby Led Weaning=ベビーレッドウィーニング)」というものがあることも知りました。

いろいろな方法を知ると、「あー、離乳食ってそんなにがんばりすぎる必要はないんだな〜」といつからか「普通と思っていた概念」が変化していました。

1人目の離乳食の時期がやってきた時には「THE離乳食」の絶対的な必要性は感じなかったのですが、離乳食について3つ気になっていることがありました

1つは、働いていて「離乳食が楽だ」と言うママに会ったことは皆無に近いくらい、それぞれ離乳食のことや子供の食についてで何らかの悩みがあったり、「離乳食が大変」と口にするママが圧倒的に多いこと

そのため、一般的な離乳食の何がどんなふうに大変か、今後のためにもそれを経験として知っておきたかったし、単純に手作りした離乳食をあげたい母心もありました。

2つめは、兄弟の保育士と子供の食についての話をしていた中で、「離乳食は適当でもいいと思うが、ある程度は段階を踏んでいないと噛まないで鵜呑みする子が多い気がする」と耳にしていたこと

噛めるようになる訓練として、離乳食の段階は本当に関係あるのかどうか。

3つ目は、逆に「離乳食をしない」ことによる良いことわるいことはあるのか。

ただもし離乳食をしないとして、いろいろな言われている方法がある中でどれを採用して、何を基準にどうやって進めていけばいいのか・・・。

1つめ2つめと3つめは同時には知れないので、1人目の時には「THE離乳食」をして1つめ2つめを、兄弟ができた日にはバタバタしているであろうことも考え「がんばらない・より楽な離乳食、それぞれのいいところどりをする方法」で実践して3つめを検証してみようと思ったのでした。

いつから何回食◯◯期…離乳食を忠実に進めた1人目!

上の子のTHE☆離乳食のスタートは、食べていることや食べ物に興味が出てきた6ヶ月。

最初こそ口に入れられてマズそうな顔をしたり(笑)食べムラや時々のむせもありましたが、基本とされている量はよく食べてくれて助かったのを覚えています。

離乳食は少量を毎日作るのは大変すぎて効率が悪いと感じたので週に2〜3回数種類の食材を茹でてそれぞれ下準備してから小分け冷凍、1週間くらいで食べきるようにストック

1〜2日でバランス良くなるように組み合わせを変えて食べさせる。

徐々にベビーフード用の出汁やコンソメ、シチューのもとなども使って薄味で、大人でも毎日同じ味は飽きるよなぁと思うので色々な味で飽きがこないように工夫するように意識はしていました。

◯◯期を参考にしながら進めて、刻みが大きすぎたり固すぎたりするとえづいたり、とろみが弱いとむせることが増えるので、今はどのくらいなら食べられるのかを食べ方の様子を見ながら調節しながら進めたり、市販のベビーフードも使いながら参考にもしていました。

1歳を過ぎた頃には食べるのがかなり上手になり、1歳半くらいには味つけが濃くなりすぎないように気をつけるくらいでほとんど大人と同じ準備でよくなり、だいぶ準備は楽に。

食べムラはずっとありましたが、食べなかったとしてもぐちゃぐちゃにされて終了だったとしても今はまだそんなものと思うようにして(笑)、大人と同じようにお皿に盛り付けて出す。

そうしているうちに2歳を過ぎて、これまではほとんど食べなかった種類の野菜やお肉も、大人が「おいしい」と食べているのを見て何でもマネをしながら食べるようになってきました。

離乳食をした結果わかったのは、やはり作るのは大変、そこまでして作ったものを食べてくれない&グチャグチャにされたり投げられると母の心が大変。(笑)

そしてそれだけしっかり手をかけ段階を踏んだ離乳食をした上の子はというと・・・あまり噛まずに鵜呑みしがちです。あれ?(笑)

ということは、「離乳食を段階を踏んで進める」ことだけが「しっかり噛んで食べる」に直接繋がるということでもなさそうです。

比較的なんでもおいしそうによく食べてはくれるんですが、それは手作りで段階を踏んだ離乳食をしたからというよりも元々食べるのが好きなのだと思われるので、他の方法でやっていたとしても食べる食べない問題の結果は同じだったのではなかろうかと思っています。

そんな大変と言われる離乳食をやって良かったメリットに感じたことは、子供の様子に合わせつつも「ある程度の基準」がある中で進められるので安心して進めやすいこと。

また、冷凍でストックがあると大人の食事からとりわけを考えなくてもよくバランスも考えて食べさせやすいこと、手をかけて作ったものを食べてくれると単純に嬉しいということもありました。(笑)

離乳食の大変さ・悩む場所も千差万別!

離乳食の進め方・・・からは少し脱線した話になりますが、1人目の時の体験から子供の「ご飯食べる食べない問題」に対して言われた言葉について書かせてもらおうと思います。

1人目の離乳食をしていた際、周りから口を揃えたかのように言われていたのが「食べないより楽でいい」という言葉でした。

もちろん私自身も、助産師として食が細く体重増加などの発育面で悩み苦労しているママの方が圧倒的に多く相談を聞く機会があったので、食べてくれることのありがたさは感じています。

でも、その頃日々苦戦していたのが「食べさせ過ぎない」ようにすること。

話して理解のできる年齢ではない、ましてや大泣きして手がつけられなくなることだってある子供の「食べたい!もっとちょうだい!」を1日何度も切り抜けるのは至難の業で好きなものだけ偏って食べることなど、よく食べ「食への関心」が強いタイプであるがゆえの大変さがあったことも事実でした。

育児に限った話ではないと思うのですが、大変なことに対してそれを「背負っている本人」が自発的に「楽さ大変さ」の評価をする分には、そこまではいいと思うのです。

言った人にとってはなんの悪気もなく言った「食べないよりいいよ」「食べてくれて楽だよね」という何気ない一言だったとしても、言われる側としては言われたことで何度もモヤッとしたことがありました。

その人から言われたのは初めてだったとしても、私がその言葉を言われたことは数知れずなのでその1回により強いモヤッとに感じてしまうんですよね。(笑)

モヤモヤの原因を分析したところ(笑)、「私は大したことでもない他のだれかと比べたら楽な状態なのに、それを大変に感じてしまっているということなんだろうか、これを大変と思っているのもダメなこと?」という気持ちがあったんです。

でも「究極の大変さ」や「周りと比較して重い悩み」しか「大変」と言ったり思ったりしたらいけないなんてこともないし、他の人がそれは全然つらくないでしょ!大したことないでしょ!もっと大変な人がいるんだから!とできるものではないはず。

極論ですが、究極の人しか大変だ・つらいんだと言えない・思ってはいけないのだとしたら、「一体それを言える状態はどこからで、何なら大変だ!!と思っていい?」「そう言ってもいい究極の不幸って何?」ということになるな・・・

「食べてくれる=楽をしている」と思わなくてはいけないわけでも、私が「今の状態を大変だ」と感じるのも全然ダメなことじゃないじゃない!というところで落ち着いた(笑)のでした。

働いている時は、比較する必要があることもあるけれど「大変さ・悩みの大きさは人それぞれで、周りと比較したり測ることのできるものじゃないし、しなくてもいい」とあれほど言っていたくせに、気付いたら自分は比較しようとしていたんですよね。

離乳食と一言に言っても、悩むことも大変なところも人それぞれ

万人に対しての正解はないし、言われた言葉だけを必要以上に深追いしたり過敏にはなりたくないですが、これまで自分も無意識にでも相手をモヤッとさせてしまう言い方をしてしまっていなかっただろうかと振り返る機会にはなりました。

逆に、同じような状況の時に「こんなによく食べてくれるなんてえらいね」と子供をほめてもらえた時は嬉しかったですし、「よく食べてくれてるけど大変だよね、よく頑張ってる」と私にまで労いの言葉をもらえた時は涙が出そうなほど心が温まったのでした。

今後はその相手にとってどうかという視点はもちろんのこと、外から勝手に評価や比較するようなことはしないように、そして言葉の持つ力は良い方に働いてくれるよう気をつけたいと思った経験でした。

THE☆離乳食を「しない」2人目

さて2人目はというと、にわかに食への興味が出始めた様子が見られることがある程度だったので、まだまだ始める気のなかった5〜6ヶ月目。

6ヶ月のある日、上の子がおやつを食べている途中で皿洗いをして油断していた隙に事件が・・・。

上の子に「見て!おかしゃん!食べてるよ、ほら〜。」と言われて、ふと下の子を見ると、初めてにしてまさかのスナック菓子をモグモグ・・・。

焦って口から取り出して、大急ぎでスナック菓子の成分表をチェックしたのを覚えています。

過ぎた今となっては何もなくて良かった〜の笑い話ですが、なんのアレルギーがあるかもわからなかったあの時の直後は全然笑えなかったです。(笑)

まだ焦って始める必要はないと思っていたけれどこの事件をキッカケに、上の子がいる以上は予期せず食べさせられる・落ちているものを拾って食べてしまうの可能性は0ではないので、アレルギーがないかだけでも早めにチェックをしておくためにも、食べさせ始めようと思いたったのでした。

そうして私が2人目の子に現在進行形でしているのは、子供が大人と同じ食事を食べるまでの過程の色々な方法のいいとこ取りをして、『離乳食をしない、こだわったりがんばったりもしすぎない・できる楽をしながら進める』方法。

方法や考え方として参考にしたのは、BLW(Baby Led Weaning=ベビーレッドウィーニング)と言われているものです。

ただこれも明確にBLWをしようとすると、自分や子供に合う合わないで余計な大変さが出てくるので、あくまで「自分の状況と我が子の個性に合うところだけのいいとこ取りでする」ということは声を大にして言っておきます!(笑)

BLW(Baby Led Weaning=ベビーレッドウィーニング)って?

いいとこ取りをするにもまずはベースがわからないと進めにくいので、日本の一般的な離乳食の次に、BLWってどんな方法?ということやポイントになっていることを比較しながらまとめてみます!

BLWはイギリスから始まり、海外で広がりつつある離乳食の方法で、直訳すると赤ちゃんに任せる・赤ちゃん主導の自ら行う離乳・・・「赤ちゃんが自分の力で食べる」方法です。

始める時期は生後6ヶ月をすぎてから状況によって1歳頃になってからという場合もあるようです。

始めどきは支えられると安定してお座りができて食事に興味が出てきたらは同じです。

それと合わせて親指と人差し指で物が握れるようになったらとされています。

食材は赤ちゃんが歯茎でつぶせるくらいまで柔らかく煮て、握りやすく食べやすいようにカットして食べさせます。

あげる食べ物の例は、人参、じゃがいも、さつまいも、かぼちゃ、アスパラガス、ブロッコリー、カリフラワー、アボカド、トースト、バナナ、桃、キウイ、洋梨、赤ちゃんせんべい、茹でた肉を細くしたもの、魚をほぐしたものなど。

赤ちゃんが食べ物だけに集中するため食器やスプーン・フォークも使わずに、テーブルの上に直接いくつかの食べ物を並べて、赤ちゃんに自分で選ばせて自由に食べさせます

赤ちゃんが最初から食事は自分で食べるものという意識を育てるため、大人が赤ちゃんに食べさせることはせず赤ちゃん主導なので食べる量も何を食べる食べないも赤ちゃんが決める

ぐちゃぐちゃにするだけで何も食べなくても、飽きたり食べなくなったら食事が終わりということになります。

赤ちゃんがいろいろな食感に最初から触れることで、普通の食事への移行がスムーズで速いと言われています。

また食べさせてもらうという感覚がなく、自分でやるという意識が育つことで、その後の日常生活の自立にもつながるという効果も言われています。

手でつかんでみたり、口から出したり、ぐちゃぐちゃにしたり遊んだりしているようでも味やにおい、手触りを五感を通して感じながら手・指・目のトレーニングとしても効果があり、赤ちゃんがすることを良い行為として自由にさせることで、食事は楽しいものという意識を持たせることにもつながるという目的にもされています。

BLWで大人が食べさせない理由として、「自分で食べる」行為により無意識に口に入る量や咀嚼の仕方を学んでいて、誤嚥を防ぐためにも自分が把握していないものが口に入る=他の人が食べさせることは危険という理由でしないとされています。

もう1つ、手先の発達と咀嚼スキルの発達が関連していて、自分で口に入れることができる時期にはその食材を安全に食べることができるという考え方も理由になっているようです。

最初は食べ物をぐちゃぐちゃにされて捨てるものが多く、とにかく汚れて後片付けが大変というのがデメリットのようですが、これも赤ちゃんの成長に必要なこととしていく・・・ということだそうです。(笑)

食事中に重要なことが、必ず大人がそばで見守り誤嚥に注意すること!

オエっと吐き出す「えずき」喉に詰まって呼吸ができなくなる「誤嚥」を見分けて、詰まってしまった(誤嚥の)場合にはすぐに対処法を行うようにします!

そのため、赤ちゃんの食事を始める前に誤嚥の対処法を熟知しておく必要があるとされています。

最新の研究で、BLWが誤嚥の危険性を高めるということはなく、誤嚥が起こるのは日本の離乳食の方法も一緒という結果があるそうです。

ご飯の時は、もたれかかった状態で食べさせるのは誤嚥の可能性を高めるため、食事の時は前かがみや後ろにもたれかかった姿勢は避けて、まっすぐに座らせます

食べ物をむせたりオエっと吐き出すのは、誤嚥を防ぐ正常な反応で、この「えずき」の経験からこのくらいの状態になったら飲み込めるというのを学習していくんだそう・・・

食材の中で、誤嚥しやすく喉に詰まらせやすいので与えるのがNGなのは、ナッツ類

注意する食材として、ぶどうやトマトなどの小さくて丸いものをあげる場合はくし形に、ソーセージなどのコイン状のものは半分にカットして与えます。

リンゴや梨などは煮るか電子レンジで柔らかくしてから、種が入っているものは取り除いて噛み切れない肉の皮や筋、喉に刺さる危険性のある魚の骨は取り除いて与えます。

BLWでも家族に食べ物アレルギーがある場合は、慎重に離乳食を進める方がいいとされています。

日本式であげる順番や1日何食も時期で細かく決められているのに対して、BLWでは6ヶ月以降であれば免疫系・消化器系の発達は十分で様々な食材を食べてOK

日本式では離乳食をあげ始めても食べ始める時期とは一致しないことも多いですが、食べ始める時期も食べるものも量もペースも、食べないことでさえも全て決めるのは赤ちゃん自身というのがBLWの考え方です。

そのため母乳やミルクは欲しがる時にあげてもよく、離乳食が空腹を満たしてくれることを学習して徐々に空腹のサイクルと食事時間があうようになってくるので、ご飯の時間に空腹であることは気にしないことも特徴です。

可能であれば1日3食家族と一緒に食卓を囲み食べ物に触れる機会を作ることがいいとされています。

あげるものは加熱が必要なものはしっかり火を通すことは必要かと思いますが、基本的には無添加で新鮮な食材であれば、何でもOK

離乳食を進める食材の細かな順番も特になし

アレルギーが気になる食材以外は、1種類でなくても一度に何種類も与えてもOK

むしろ離乳食期に不足しがちな栄養素を取れるように、炭水化物、タンパク質、野菜、果物、脂質をバランス良く、様々な味や食感を経験できるように様々な食材を赤ちゃんが掴みやすく食べやすい形と大きさで与えるとされています。

塩も砂糖も使って構わないとされていますが、塩は1g/日以下砂糖は9g/日以下、もともと食品に入っている隠れた塩分や砂糖に気をつけながら、薄味で素材の味を大切に味覚を育てることを意識します。

避けるべき食べ物では、レトルトやスナック、ジャンクフード、着色料・甘味料・保存料などの添加物、生物、フカ・メカジキ・マカジキ、非加熱殺菌チーズ、ふすま、カフェイン飲料、炭酸飲料、濃縮還元ジュース、ハチミツなどがあげられています。

NG食材においては赤ちゃんの味覚の発達や感染などを避けるため、そしてまだ未熟な免疫力・消化などを考慮したものであるため、離乳食をするしないに関わらず「食事やおやつを与える時のルール」として共通のようです。

いいとこ取りで進めてみている2人目の進め方の実際は…?

さてBLWを参考にしつつ、堅苦しいルールや離乳食はしないで進めている実際の様子の話です。

最初に与えた食材はというと・・・「食パン」でした。

ちなみに初めてのパンは、こだわってやっていた1人目の離乳食のパンデビューの時からお世話になっている・・・添加物が少ないと言われているパスコの超熟8枚切りの薄めのやつ。(笑)

パンの耳は歯のない人にはハードルが高いので、食材用のキッチンバサミで柔らかい白い部分だけ1cm幅くらいのスティック状にチョキチョキ切っただけ

あまりに雑すぎて1人目の離乳食のことを思い出して比べてしまうと、なんだか申し訳ないようなこんなんでいいのかなという気持ちにもなりましたが(笑)、それがこの方法の醍醐味であり離乳食の呪縛からの解放でもあるわけで、進み方が違うだけで愛情の深さは変わらない!

まだまだ上の子も手がかかり、両方同時に見ながら自分のこともしなければいけないハードルだけでズッコケがちなので、下げられるハードルはいくらでも低くクリアしていくことが重要でした!(笑)

食パンは食べやすかったようで下の子は興味津々で上手に食べていましたが、様子を見る限りまだ興味が先行しているだけで食べたくてという感じではなかったので、「ご飯の時間に1日1回一緒にテーブルに座ればよし」として、食べる食べないはあまり気にせずやりました。

あげる食材は、おみそ汁などの汁物や煮物があればただ煮た状態か味をつける前の出汁状態で煮て、歯がなくても潰れて手で持てるくらいの柔らかさまで煮た野菜を何種類か下の子用に先に取り出し、その後で家族分は味付けするように。

時々うっかり味付けしてしまった後に忘れたことに気付く時もあり、味がしっかり付いた時は諦めていましたが、そんなに味のしみていないおみそ汁の具くらいであれば取り分けてあげていました。(笑)

↑この写真は始めた初めて数日の最初の頃のものです。

ご飯はべちゃべちゃ柔らかいと自分では食べさせられず、少し硬さがあるだけでえずいて食べられずだったので、お米は時々試しにあげてみる程度で、主食としてあげるならパンの柔らかい部分、肉魚類は出してもしらすくらいのほぼ野菜生活でした。

その日の家族のご飯の中から下の子の食べられる食材を何かしら準備できる時はよかったのですが、どうしてもあげられそうなものがないという時は、赤ちゃんせんべい!(笑)

もはやご飯じゃなくておやつ・・・という声が聞こえてきそうですが、お米でできているし(笑)、食事から栄養を取ることを目的とせず、みんなでご飯を食べる時間に一緒に楽しく!自分で「食べる」!を獲得することを達成するには十分良い仕事をしてくれます。

食べさせるのもいつにするなども特に決めず、食事やおやつのタイミングのどこかでやればいいということにして、本人の機嫌とこちらの準備などのタイミングの良い時にする。

もしもご飯の時間に寝ていたり、機嫌が悪い時は無理してやらない日もあれば、タイミングや機嫌さえ良ければ1日1回だけでなく2回、3回とやることもありました。

初めての食材で小麦粉や卵、牛乳・オレンジなどアレルギーの気になる食材をあげる時だけ、小児科のやっている朝か昼の日中あげるようにしつつ、特別アレルギーの要注意食材でないものに関しては、少なめにはしつつも一口とは決めず同時に何種類あげていました。

もちろん、食後の様子はいつもよりも気をつけて見るようにしていましたが、全ての食材において初めての時は1日1種類少量で数日かけて徐々に量を増やす、とキッチリ進めた1人目とは対象的に、最小限のルールの中でゆる〜くきままに(笑)進めていきました。

ちなみに1人目の時には冷凍で作り置きするため食中毒などが怖いと調理道具を熱湯消毒したり、保管する容器の消毒をして1週間くらいで使い切る、過ぎて古くなってしまったら捨てる、子供の使う食器も大人とスポンジや洗剤を分けたり、薬液消毒につけたりもしていました。

でもこの赤ちゃんの時期はどこでもなんでも舐める・・・

それを考えると今子供が舐めているおもちゃに比べたら、普通に洗った食器の方が十分キレイなんじゃないかと思い、(食中毒などへの注意は大人よりは少し警戒して注意していますが)洗うスポンジを専用にしたり食器の消毒まではいらないだろうと大人と同じ扱いでやっています!

離乳食をしない進め方で子供の実際の様子は?

下の子の様子はというと、生後6ヶ月始めたばかりの1ヶ月はあまり本気ではなく、最初の1週間こそ興味で手づかみ食べをして口に持っていっていましたが、興味津々なのが薄れた2〜3週目頃が1番食べず、触って遊んでみるだけだったり見向きもしなかったりしました。

BLW的には「お皿を使わずテーブルに直接食材を並べて赤ちゃんが選んで食べる」とされていますが、片付けが大変なことが想像できてしまったので、却下してお皿で出したところ、皿ごとひっくり返されて結局大変。(笑)

そのため、ひっくり返されることも想定して皿の中に1〜2回掴んで食べる分を少量ずつ入れて、食べたら補充して〜と作戦変更してうまいこと片付けが極力楽になるようにあげることもあれば、皿からのこぼれ具合でこれだけ汚れていたら片付けの大変さは変わらないと思った時にはその時点でテーブルの上に直に並べてあげることも。

汁気多めの時やすぐ潰れてしまうような水分の多い果物などべちゃべちゃしている場合は皿の方が若干楽なように感じますが、それ以外はお皿でもテーブルでも、手づかみで汚れた手であちこち触るし周りにも床にもこぼすので、どちらにせよ片付けは大仕事です・・・。

大人がつきっきりで極力汚さないように食べさせるのと比べると、片付けの大変さは上をいくのですが、上の子の離乳食でスプーンをはじかれて吹き飛んだ後の後片付けもなかなか厄介だったことを思い出し、どうしたって子供の食事と片付けの大変さはセットで付いて回るようです。

またBLWでは前項で書いたように「大人が赤ちゃんに食べさせることはしない」とされていますが、ここも絶対とはせず、「基本は自分で食べさせる」けれども様子を見ながら合間で「私が食べさせる」こともしています

それでも十分「自分で食べる」ということは定着しています。

自分で一生懸命食べる姿も可愛いですが、差し出すとあーんと口を開いてくれてパクッと食べるのもまた可愛いんですよね。(笑)

最初の1ヶ月やってみて、これまで「母乳やミルクなど液体を飲む」という方法で栄養摂取をしていた人に、(かなり柔らかいとはいえ)やはりいきなりの固形物から進めるのは困難なんだろうかと思ったのは高頻度でえずいていたのを見た時でした。

離乳食をあげていた上の子も最初の頃はえずいていましたが、ここまでではなかったです。

その点、にんじんや大根、じゃがいもなどを手に持てるギリギリくらいに柔らかくしてあっても、下の子は最初の2〜3週間は頻繁ににえずく!

今思うと、下の子にこの方法でスタートする時期としては少し早かったからなのかもしれないので、もう少し待って始めていたとしたらもう少しは違ったのかもしれません。

子供の食べやすさや胃や腸・消化の負担という面からみると、離乳食のドロドロの食べやすい形状にしてあげることや徐々に慣らしながら大人の食べ物に近付けるということは理にかなっているし、やはり意味はあるんだろうと思います

BLW的にはえずくのは大丈夫なものだしここから学習するといわれているけれど、あまりにオエオエしながら食べる姿を見ると・・・

またすぐオエっとするのがわかっているものを学習だからと絶対にそのままの形で食べさせなければいけない必要もない気がしたので、様子を見ながらスプーンの裏や指で少し潰して食べさせたこともあります。

そうこうしているうちに生後7ヶ月を過ぎた頃から徐々に食欲が出てきて、いよいよ食べたそうな様子が強くなるのとともに食べる量も増え、柔らかく茹でた根菜類は上手に食べるように・・・。

それまでは柔らかめのご飯でもお粥さえもオエッとしがちだったのですが、その頃から大人が食べる普通のご飯のほんの少し柔らかめを少量ずつあげれば、ほとんどえずかないで食べられるようになりました。

まだ下の前歯しかないため、食物繊維の多い葉物野菜や硬さのある噛みきれない潰れないような肉魚などの食材は今でも時々オエッっとすることもあったり、口にたくさん入れすぎた時はダメですが・・・(笑)

8ヶ月になる頃には、上の子の離乳食でいうと「1歳を過ぎてからの完了期に近いような状態の食材」を歯や食べ方に合わせた柔らかさで普通に食べれるようになりました

実際にあげていた食材の例です。↓

まだまだ上手に噛めはしないので、鵜呑みされ消化不調でそのまま翌日再びお会いする子も多くいらっしゃいますが、噛んで食べるところを見せながら繰り返し教え込んでいこうと思います。(笑)

最初は本当に大丈夫かと思うほどのえずきとともに続けることになった、この「離乳食をしない」という方法・・・

でも子供の意欲と日々の成長が伴ってきてからは子供が慣れて適応するのも驚くほど速く、離乳食をしていた1人目の時より作る手間が減った上に、食事の開始とともに始まった手づかみ食べも順調に進んでしかもこんなにも早く大人に近い形状で食べられるようになるなんて!!

まだまだ完全に大人と一緒で完了・・・ではないものの、もはや昔からの言い伝えかのように続いている作るのだけでも大変な離乳食は「絶対にしなければいけない」ものではないことは言えると思います。

その親子にとって何がいいのかはやってみなければわからないですが、その子の様子を見て進めながら離乳食として作ってあげた方がいいのか、離乳食をしない方が負担を少なく進めていけるのか、、、あう方法は時期によっても変わっていくものなのかもしれません。

安全には配慮しながら、その親子に合わせたアレンジをしながら進めるのもありなのではないでしょうか。

参考になる人がいたら嬉しいです♬